FH工法鍛造品とは、外径または内径に変化のある複雑な形状の製品を、より高品質に仕上げるためワンヒートで完成させた鍛造品のことです。その品質を安定して確保するまでに約25年という時間と労力を費やし、他の追随を許さない独自の製造技術として確立しています。
最大の特徴は、シャフト部分の内外径の抜け勾配が、ともに0であること。機械加工が不要で限りなく完成形状に近いため、材料歩留まりが向上し、重量・時間・コストの大幅な削減に繋がります。
フランジ部分の形状は型打ち鍛造ができる全ての形状が可能で、シャフト部分との溶接が不要(振れ精度0.2mm以内)になるため、メタルフローが途切れず強度が最大限に向上します。実際に溶接構造から切り替えられたお客様からも高く評価して頂いております。
FH工法鍛造品は、平成27年度ミクロものづくり岡山作品コンテスト 優秀作品賞を受賞しています。